8月のレッスンだより「素直な心で音楽に向かえるHちゃん♪」

毎月のレッスンブログ

発表会までいよいよあと2ヶ月です!

みなさん、夏休みの間もよく頑張ってくださいました^_^

お家での練習が定着したり、お家での練習を自分からできるようになったり、以前より練習量が増えたり…と、皆さんの成長がたくさん見られて、感心する日々でした!

学年が上がるにつれ、塾やその他の習い事で毎日忙しいと思いますが、そんな中でも、自分で目標を決めながら、時間を見つけて練習に取り組んでいる生徒さんたち。その頑張りもすごいです!

練習内容に関しても、自主的な姿勢が多く見られるようになってきました。

自分で目標を立てたり、目標以上のことを練習できるようになったり、以前練習したやり方を自ら進んで取り入れていたり…!

他にも、新しいところを練習するのが少し怖くて苦手だった生徒さんが、すぐにチャレンジできるようになったり…と、たくさんの素晴らしい変化が見られるようになりました!

それぞれの生徒さんが、その音楽やピアノに対して素直に心を向けている姿は、何より嬉しいです。

 

だからこそ、自分から進んで、もっと弾きたい!もっと上手になりたい!という前向きな気持ちで、取り組めるのではないかと思います。

今回ご紹介するのも、お家での練習が自分の力でできている生徒さん。小学2年生のHちゃんです。
そして、いつもどんな時も素直な彼女。

レッスンの様子を交えながらご紹介します♫

こちらの紙には、レッスンで練習した事や目標を書き、お家での練習がどうだったかを書いてもらっています。

練習できた日には花マル、できなかった日には、その理由と「できなくてごめんね」という言葉が添えてありました。

練習できない日があってもかまわないのです!
なので、謝らなくたっていいのですが、「できなくてごめんね」という言葉から、いつでも相手のことを真っ先に考える彼女らしさが伝わってきました。

それに、素直に自分の気持ちを言葉にできるって、ステキなことですね。

そして、この日のレッスンで、とっても上手になったピアノを聴かせてくれたHちゃん♪

前回のレッスンで決めた目標は

①ファから始まるメロディ
②3人でメロディきょうそう
③ドから始まる左手(ができたら)→りょうて

でした。

これを、全部クリアできていたのです^_^
さらに嬉しいことに、もう一歩も二歩もレベルが上がっていました!!

①ファから始まるメロディ

ここは、指使いがカギとなる部分。

「ファのとこの指がまちがっちゃう〜」

と言っていたHちゃん。

前回のレッスンでは、どこが上手くいかないか?自分で見つけられていました!

間違いに気付くのは、正解が分かっているからです。間違いも正解も、どちらも確認することができると、考えて練習できるようになります。

また、間違うのは決して悪いことではないので、間違えたとしてもOK!その部分を素直に確認できるのが、上達への第一歩です!

お家での練習でも、自分の演奏を素直に聴いて、どの音に、何の指に意識を向ければいいかなぁ?と、よく考えて練習できたHちゃん!

その成果も、バッチリ出ていました^_^

 

②3人でメロディきょうそう

3つの付箋を使って、どの付箋が一番遠くまで進めるか競争する練習です!

早速、聴かせてもらおうとすると…

「お家では見ないで全部弾けた!」

最後まで弾けた上に覚えて弾けるようになったと知って、とても嬉しく思いました!!
もう、競争の練習もいらないくらいです!

「でもちょっと緊張する…」

と、その時の気持ちを、素直に言葉にしてくれたHちゃん。
そりゃそうですよね!レッスンに来て、初めて楽譜を見ないで弾くとなると、緊張すると思います。

そこで、まずは楽譜を見て弾いてもらうことにしました。

すると、いつの間にか楽譜も見ないで鍵盤も見ないで、私の方を見て弾いているのです…!!

そして、最後まで見事に弾き切ったHちゃん!

弾いている最中でも、見ないで弾いてみようかな…!とチャレンジしてくれた、その勇気も嬉しく思いました^_^

 

③ ドから始まる左手(ができたら)→りょうて

メロディと伴奏を合わせるのが少し難しいリズムなので、「ドから始まる左手」だけ「両手にチャレンジ!」が目標でした。

とても上手になったなぁと思いながら聴いていると、「ドから始まる左手」 の部分が過ぎても止まりません。両手でどんどん進んでいくHちゃん!

前回、「難しい〜!」と言っていたとは思えないほどの上達ぶりでした…!!

よくよく聞くと、「続きも両手が宿題だと思ってた!笑」ということだったのですが笑、難しいところでも、「できるかも…!」と思って、素直に取り組んでくれたHちゃんの前向きな気持ちを、とてもとても嬉しく思いました^_^

 

さらにさらに、お家で頑張ってくれた練習が、「タイムアタック練習」!

これは、前回のミニブログでもご紹介したのですが、その名の通りタイムアタックです。

難しい所、難しいと感じそうな所をあらかじめピックアップします。

ひっかかったりゆっくりだったり、スラスラとはいかない…その最初の段階でタイムを計り、それを超えるのが目標です!

前回のレッスンで、初めてタイムアタックを行なったHちゃん。

お家での記録はどうだったかなぁ?と思っていると、勢いよくその部分を弾いてくれました!!

とーっても上手!!
もうタイムアタック練習は必要ないくらいでした!

前回のレッスンでは2回計って、16秒→14秒だった
のですが、それがなんと8秒に…!!すごい記録更新ですね!!

その部分を気に入ってくれたようで、何度も何度も弾いてくれました^_^

こうして、全ての目標をクリアして、さらに自分の力で次のステップに進めたHちゃん。

後からお母様に聞くと、お家ではなにも言われなくても「ちょっとピアノ弾いてこよ!」とピアノを練習していたそうです。

分からないところを聞きに来ることもなく、ぜ〜んぶ自分で練習できているとのこと、それも素晴らしいですね!!

その成果が聴けたのも、感激でした^_^

次のレッスンでは、

「もうね、かんでひけるよ!」

『勘で弾ける』つまり考えなくても弾けるまで上達したということです!

「最初は、こんな風にれんしゅうしたけど…」

と、実際にピアノで音を出しながら、説明してくれたHちゃん。楽譜を見ながら、両手をゆっくり合わせて練習していた頃の弾き方を再現してくれました。

「それで、おぼえちゃったから、今はもうかんでひけるの^_^」

なんと、練習を始めてから上手になるまでの過程を、自分で把握できていたのです。

楽譜を見れば分かるという事、ゆっくり丁寧に弾けば上手になるという事が、実感できているなんて、素晴らしいです。

元々耳の良いHちゃんは、音楽を頭の中で思い描くのも、聴くのも、覚えるのも、どれも得意。
指の動きを考えて練習すればするほど、その得意な能力とどんどん繋がり、ぐん!と上達します。

そしてそんな時、とってもステキな笑顔を見せてくれるHちゃん^_^

上手になった事を、素直に受け入れるのも上達の秘訣です!

新しいことを学ぶ時、難しいことにトライする時、いろんな場面で欠かせない素直な心。

この素直さがどんなに大切かも、改めてHちゃんに教わったなぁと感じた日でした!

そんなHちゃんからは、「音楽が好き!」という気持ちがよく伝わってきます。

曲を弾いている時には

「(曲の中の)ここの部分が一番好き!」
「ここは指使いがおもしろいから好き!」

打楽器を選んでいる時には

「トライアングルが一番好き!」
このように「好き」を素直に表してくれるのです。
ピアノを始めた幼稚園生の頃には、こんなこともありました。
「『レ』がいちばんすき!」
こんな風にひとつの音を捉える感覚に、感動したのを覚えています。
「音楽が好き!」といっても、「音楽」という大きなくくりで「好き」を感じているだけではないようです。
特に何が好きで、どんな所が好きで、どんな音が好きで…と繊細に感じられる彼女の素直な心を、そしてそれを伝えられる素直な言葉をいつもステキだなと思っています。

自分のことだけではなく、相手にも周りの人にもその心を向けられる彼女。

同じように、音楽やピアノに対しても、真っ直ぐに向き合っているんだなぁと感じます。

繊細だから、気付くこと。素直だから、表現できること。Hちゃんだからこそ感じられる音楽を、これからもその素直な心のままに、楽しんで演奏してもらえたら嬉しいです^_^

コメント

タイトルとURLをコピーしました