ミニコンサート『春の音楽会』 Wちゃん・Sちゃん

毎月のレッスンブログ

ミニコンサート『春の音楽会』Wちゃん・Sちゃん

1.ノクターンOp.9-2 ショパン Wちゃん

右手と左手のハーモニーが、とても美しい曲です。最後の場面では、ff(とても強く)やpp(とても弱く)が出てくるので、その変化を意識して弾きます。そこに注目して聴いていただけるとうれしいです。

 

2.ハイ・ホー 「白雪姫」より Sちゃん&Wちゃん

おもわず、おどりだしたくなるような、楽しい曲。元気いっぱいの妹と楽しく演奏します。

 

3.別れの曲 ショパン Wちゃん

右手で、メロディーを弾きながら伴奏も強く、二刀流です。それでも、メロディーが美しくこえるよう頑張りたいと思います。

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「春の音楽会」というコンサート名の通り、Wちゃんの春のような優しさ、暖かさを感じるコンサートとなりました♡

今回、ショパンの楽曲を2曲!見事に演奏されたWちゃん。

どちらも、しっとりとした雰囲気の中に、沸き立つエネルギーが感じられるような名曲ですが、Wちゃんの美しい音と情熱的な演奏が、心に迫りました。

ショパンの音楽を表現するWちゃんの音からは、小さい頃から変わらない、真面目で素直で一生懸命な気持ちが伝わってくるようでもありました。

「音を聴く」「音を出す」ことにおいて、繊細に感じることができるのもWちゃんの素敵な所。

特に、pp(とても弱い)の音の出し方が、私は大好きなのですが、その音の方向が目に見えるくらい、聴き惚れました。

また、ff(とても強い)も、身体を使った音の出し方ができるようになり、音楽がよりダイナミックに華やかになったのも感じます。

どちらの曲も、一音一音を大事にしながら、フレーズを感じながら、全体の音の響きにも気を配り、立体的な演奏ができるよう練習をしてきました。

今回、新たに「1本の指だけに体の重みをかけることで、音を浮き立たせる」という弾き方にチャレンジしたWちゃん。他の指も、同時に使っている状態で、です。

難しい奏法ではありますが、納得してぴん!ときて、すぐに吸収していたのはさすがでした。

指によって音の出し方を変えることで、音楽が立体的になるのですが、指によって特性が違うので、難しいのです。(5の指を出したいのに1の指が強く鳴ってしまう…など)

でも、難しくても取り組み続けるのが、Wちゃんのすごい所です。

いつも、さらに良くなるように!と、高みを目指姿には感心するばかりです。

もちろん、これまでに「難しい!」と感じるパッセージや和音、表現、たくさんあったと思いますが、Wちゃんの口から「できない」とか「むり」とか、そういった言葉を聞いたことは、今まで一度もありません。

今、自分ができる事を着実に積み上げていける、その粘り強さも、素晴らしいです^_^

テクニックや歌心、表現力もさることながら、曲に向き合う心も、演奏に表れるのだと思います。

本当によく頑張りました!!

「もっとショパンの曲を弾いてみたい」というWちゃん。
ショパンの音楽に、何か感じるものがあったのかなぁと、とても嬉しく思っています。

これからも、ぜひ、「ピアノの詩人」と呼ばれるショパンの作品を楽しんでもらいたいです!

妹のSちゃんとの連弾は、元気いっぱい!楽しい気分になるステキな演奏でした^_^

Sちゃんのメロディーがよく響いていて「こんな音が鳴らせるようになったんだ!」とびっくりしました!

普段から、音色の違いを感じて音を出すことができるSちゃん。悲しい音も、ひっそりした音も、元気な音も、曲に合わせて弾き分けています^_^

今回は、ちゃんと「主役の音」を鳴らせていたわけですから、Sちゃん、さすがです。衣装も、白雪姫でとっても可愛かったです♡

Sちゃんの明るさ、そしてお姉さんとの仲の良さが伝わってくるような、楽しい連弾だったなぁと思います。

最後の音はSちゃんが考えてくれましたが、それも嬉しかったです♪

二人の『春の音楽会』とっても素敵でした!

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