「感性豊かな生徒さんたち」
今月のレッスンの中で見かけた、素敵な感性をご紹介します^_^
♪年少さん Kちゃん
色ぬりが大好きな生徒さん。
年少さんとは思えないほど、細かく手をコントロールすることができます。
音符に色をぬる以外に、シールを貼ってもらうのですが…枠に合わせてぴったり貼ることができます!
彼女自身が意識して、○からはみ出さないように両手を上手く使って貼れるのです。
線をなぞる練習では、(線といっても曲線なので大変難しいのですが…)はみ出さないように、上手になぞることができます!
小さいうちは、手指が思うように動かせません。
当然ながら、大きな動きより、細かい動きの方が難しいです。
枠からはみ出さないように色をぬったりシールを貼ったり、線からはみ出さないようになぞったり…
上手くできるのは、すごいことなのです!
また、「はみ出さない方がステキ!」という気持ちで取り組めていないとできないことなので、その感性も嬉しいなと思います♡
*ちなみに、はみ出してしまったとしても問題ありません^_^
幼児期のうちに、肩→ひじ→手首…と指先に向かって段々とコントロールできるようになるそうなので、最初は、肩から大きく動かして書くくらいで大丈夫です。
経験を重ねたり、手指が発達してくると、細かく書けるようになってきます!
♪小学3年生生 Tちゃん
ある日のレッスンで
と言うTちゃん。
前奏??楽譜に書いてあったかなぁ?!と思っていると、なんとTちゃん自身が前奏を付けてきてくれていたのです!!
曲は「こぎつね」♫
嬉しくて動画を撮らせてもらいました!
と教えてくれたのですが、それはTちゃんのステキな感性だと思います。
ふと思いついた前奏を忘れれず弾き続けていたのでしょうし、レッスンに来た時に聴かせてもらえたのも嬉しく思いました。「こぎつね」の始まりのメロディーを使っているのもステキですよね!
「こぎつね」が宿題になって次の週のレッスンでの出来事でしたが、1週間で暗譜もできていました!またその翌週には、左手の伴奏がちょっとオシャレに変わる別バージョンの「こぎつね」を宿題にしていたのですが、それも1週間で暗譜して聴かせてくれました^_^
上手に弾けるようになった後は、覚えるまで弾きこむ!というのもいい練習ですね!!
また、最近、音の出し方のレベルが上がったTちゃん。
元々、とても柔らかく優しい音が持ち味なのですが、鍵盤をさらに深くタッチするということができるようになってきました。
よりいい音を出す、そのためには自分の「耳」がとても大事です。
こっちの方がいいな!と自分自身が思えて初めて変わっていきます。
「Tちゃん、深くタッチできるようになったね!?」
と言うと
と嬉しい答えが返ってきました!
こんな短い期間で音の出し方を進化させられるのはすごいことです。これもTちゃんのステキな感性ですね♡
♪小学3年生 Sちゃん
「アルザスのおどり」という曲を練習していた時のこと。
その曲の冒頭に『かろやかに』という指示書きを見つけたSちゃん。
と弾き始めたSちゃんの音は、最初に弾いた時と変わり、曲にぴったりな音色になりました!!
Sちゃん自身も、こっちの方がいいね〜!と^_^
最初はこのように弾いていたのですが
力強く元気いっぱい!なイメージです。
こちらの方が『かろやかに』のイメージに合っていますね。
ちょっとしたことで、随分曲のイメージが変わるのが、音楽のおもしろいところでもあります!(ただ、そのちょっとしたことを意識して弾くのが難しいのですが…!)パッ!と音色を変えられたSちゃんの感性、お見事でした!!
新しい曲を練習する時にこんなこともありました。
かじや
スタッカート
はずむように
これを見て、スタッカートが書いてあるのに、なんで「はずむように」って書いてあるのかな?同じ意味なのか違う意味なのか…どういうことなのかな?と疑問を持ったSちゃん。
さらに、曲名の「かじや」と「はずむように」が、どうも結び付かない様子です。
確かに「はずむように」という言葉では「かじや」の音のイメージには少し遠いかもしれません…!
同じスタッカートでも、その曲によっていろんな弾き方ができることを知ったSちゃんは、「はずむように」よりもっと力強く、カン!カン!とかじやの音が鳴っているような弾き方を見つけてくれました!!
疑問を持つこと、それを言葉にできること、自分だったらどう弾くかな?と考えられること。
その思考を途中で止めることなく、自分の感性と音楽が繋がるところを見つけられる…素晴らしいと思います♡