「音楽を表現すること」
レッスン内での生徒さんとのやり取りを3つご紹介します。
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私
Aさん
私
Aさん
☆素敵な答えが聞けました!
普段から音色を大切に弾くなど、表現しようという姿勢がうかがえるAさんです。
年少さんの頃、柔らかい音色が出せるようになった時「どんな風に弾いたらできた?」と質問したことがありました。「マシュマロみたいって思って弾いた!」とかわいらしい答えが返ってきたのを思い出します。
どんなイメージを持つか、どんな風に弾いたらイメージした音が出せるか…など「音楽を表現すること」が当たり前になり、また、それが伝わる演奏が素敵なんだと感じてくれていることを嬉しく思いました。
♫♫♫
Bさん
(元気な音で弾いています!)
私
Bさん
(突然さっきとは音が変わり素敵になりました!)
…演奏後…
私
Bさん
☆元気の良い明るい音が持ち味のBさん。
今回の曲は少ししっとりした曲です。
演奏の途中で、曲に合った音色に変えることができました。
演奏中も、ただ指を動かして弾くだけではなく、その曲の雰囲気や、自分の出す音に耳を傾けられていることが分かります。
私からの提案ではなく、自分で感じたことを「音楽を表現すること」に繋げることができ、嬉しく思いました。
♫♫♫
私
Cくん
…翌週…
Cくん
(宿題の次のページの曲を自主的に弾いてきてくれていました!)
私
…演奏後…
私
Cくん
☆新しい教材に進んだCくん。
曲のレベルも上がり、音楽記号もこれまでよりたくさん出てきます。
今回は、穏やかな曲に合ったテンポと音色でフレーズや場面の変化がよく分かる素敵な演奏を聴かせてくれました。習ったばかりの音楽記号も、前のページを見て確認したようです。
楽譜に書かれてあること全て、音も音の並びも記号も一緒に読むことができたので、後から表現を付けるということがいらなくなります。
新しい曲のページを開いた時から、「音楽を表現すること」に取り組め、嬉しく思いました。
♫♫♫
どの生徒さんも、自分から「音楽を表現すること」に向かえています。
音楽を感じる、楽譜を読む、表現方法を考える…
一番大切で、一番難しいことですが、ピアノを通して色々な曲に出会い、たくさんのイメージを膨らませていってもらえたら嬉しいです。
(まだまだ私も勉強中ですが…!)
生徒さんお一人おひとりの豊かな感性を大切に、サポートしてまいりたいと思います。
最後に、Cくんの楽譜のご紹介です♫
初めて曲を聴いた時に、イメージがたくさん浮かんできた様子のCくん。楽譜に書き込んでくれたのは、挿絵や音楽の流れに合った物語でした…!