小学6年生のK君が、『演奏でサプライズ!魔法のオンライン発表会』プロジェクトに参加してくれました♫

リモート演奏への参加

小学6年生のK君が、『演奏でサプライズ!魔法のオンライン発表会』プロジェクトに参加してくれました♫

 

演奏曲は『楽器講師で集まってリモート演奏』第四弾、Spitzの「ロビンソン」です。

 

このように、リモート演奏の動画を聴きながら演奏します。

録音したものを、リモート演奏の動画にはめ込むなど様々な編集作業を行なってもらい完成です!

こちらの企画の立ち上げから、全ての編集作業を行なってくださっているのが、ドラム奏者&講師でもあるGOさんです。

GOさんの手より、合計13人の演奏がひとつの作品となりました…!!

 

演奏後、K君からは

「結構できて、良かった!」 

と感想をいただきました!

Spitzが好きで、特にこの「ロビンソン」が一番好きだというK君♫

 

「ロビンソンを弾きたい!」

と聞いたのは今から2年前、K君が小学4年生の時でした。

2〜30年前に流行った歌ですので「ロビンソン?スピッツ?知ってるの!?」と驚いたものですが、世代を超えて聴かれているのですね。お兄ちゃんから教えてもらったそうですが、私自身も大好きな歌だったので、嬉しかったのを覚えています。

その後、オンラインレッスンになった時にはすでに他の曲を練習していたのですが、「ロビンソン」は継続して弾いてくれていたようで、対面レッスンになってから動画撮影を行なうことができました!
(ちなみに、動画撮影には3回チャレンジしてくれています♪)

 

 

そして今年の夏。

『楽器講師で集まってリモート演奏』の第四弾が「ロビンソン」に決まった時、K君の顔が浮かんだ私は、すぐに声をかけさせていただきました。

すぐに「やる!」と言ってくれたK君!

暗譜でも弾けていましたので、曲の長さを合わせれば、演奏動画と合わせる練習をすぐにでも始められるなぁ…と思っていたのですが、次のレッスンではK君の向上心の高さに驚かされることになります。

K君の演奏が進化していたのです!

初めて「ロビンソン」を弾いた2年前の練習では、楽譜にとらわれず作っていきました。
このメロディの伴奏はどんな動きやリズムが合うかな〜と一緒に考え、その時の手の大きさやレベルに合わせた伴奏にしたり、メロディに重ねる和音は、難しい動きの所はカットして…という風に。

それが、新しい伴奏の形が加わっていたり、メロディに重ねる和音が綺麗に入っていたり…と、楽譜に書かれた音が追加されていたのです!

暗譜をしているのに、改めて楽譜を見返してくれたことに関心しました。
進んで新たな音を取り入れてくれたこと、とても嬉しかったです!

こうして、K君の演奏がバージョンアップし、リモート練習がスタートしました♪

演奏動画に合わせて弾くという、普段のレッスンではなかなかしたことのない練習です。

しかしK君、演奏動画を流すのに使用したiPadの操作もお手の物!動画に合わせて弾いたり、気になる所は止めて反復したり、動画だけを聴いて確認したり…と自分で考えながら練習を進めてくれていました。

○脅威の暗譜力!

まずは、使用楽譜が違うので、曲の長さを合わせます。

一度暗譜ができている曲ですが、前奏の長さや繰り返しのタイミング、サビの回数などたくさん変更してもらったので、暗譜し直してもらうのが申し訳なかったものの、私の心配もなんのその、K君はすぐに変更箇所を覚えて弾いてくれたのです。
脅威の暗譜力でした!!

○曲の始まりを合わせるには?

完成した演奏動画に合わせるので、「1、2、3、はい!」といった曲が始まるきっかけはありません。ところが、K君は演奏動画に合わせてぴったり始められていました!
秘訣を聞くと、「手を見ている」とのこと。あるピアノの先生の手から、音楽の始まりを感じ取っていたK君の目の付け所に拍手でした!

○動画に合わせてテンポキープするには…?

K君は、音楽をよく聴いて同じテンポを意識して弾いていたなと思います。
「特になんの音を聴いてる?」と尋ねると、「ドラムの音を頼りにしてる」と言うK君のセンスに驚いた事もありました。

歌の曲は特に、メロディに耳が持っていかれがちです。自分自身もメロディを弾いている場合は、なおさらそうなりやすいのですが、同じテンポで弾けるよう、意識的に曲の要となるドラムを聴いていたK君、さすがでした!

○音量の変化をどうするか…?

サビに差しかかった時、当然盛り上がる場面ですので、K君の演奏もボリュームアップします。
ところが、元の演奏動画の音が聴こえなくなる!という事態に…!
ここは泣く泣く少し音量を抑えて調節することに。その調節も、結局は自分の耳が頼りです。演奏動画を聴きながら音楽も感じながら、音量調節するという荒業を見事に行なってくれました!

○曲の終わりを合わせるには?

「ロビンソン」はエンディングが少しゆっくりになります。こういった所では、同じテンポではなくなるという別の難しさが生まれます。

同じ場所でのアンサンブルでしたら、お互いの呼吸を合わせたりタイミングを計って解決するのですが、この場合はこちらが一方的に合わせるので大変です!

タイミングを捉えるために、どの楽器の音のどの動きを聴けばいいか考え、演奏動画に合わせて歌ってみたり、音を出さずに指だけ動かしてシミュレーションをしてみたり、少しずつタイミングを揃えていきました!

○私のミス…とK君の集中力!

「いっかい試しに撮ってみようか!」と提案すると「やる!」と即答してくれたK君。

頼もしいなぁ!と思っていたら、「ここがなんか変だったんだ〜」と教えてくれたので確認すると、ブリッジ(次の場面への架け橋のような動き)の最後の音が、演奏動画のそれと違っていたのです…。
「ごめん!全然気付いてなかった!」と慌てる私に「だからこうやって弾いてきた!」と、もうすでに訂正して練習してくれていたK君。
…頼もしい限りでした!

すると、今度はなんとコードの変わるタイミングが1拍ずれている所を発見…。音がぶつかってしまいますので、K君が弾いている音を変えてもらう必要がありました。

先ほどのミスに続いて大変申し訳なかったのですが、「直せる!」と言ってくれて練習を続けてくれたK君。
その集中力にも関心するばかり。
頭が上がりません…。

K君の自主的な練習、そして優しさに私のミスをカバーしてもらった次第でした…!

さらにこの日に、試しどころか動画撮影を完了することができ、K君の集中力の高さ、本当に素晴らしかったです!!

こうして、完成したのがこちらの演奏です♪♪♪

お母様は

「まさか今日録音できるとは思ってなかったから、すごいね〜」

と温かい笑顔でK君に声をかけてくださいました。

夏休み中で、約1ヶ月ぶりのレッスンだったのですが、お家での練習も含め本当によく頑張ってくれたなと思います。

掲げた目標に向かって、目的を持って一生懸命頑張る姿は、とても輝かしく、何度も目頭が熱くなりました。

企画者のGOさんがブログでこんな風に書かれています。

「『自分が一生懸命、練習して、その演奏が誰かを笑顔にできた!』
という経験は、すごく大切なことだと感じているのです。」

頑張ってくれたK君『演奏でサプライズ!魔法の発表会』での素敵な演奏をありがとうございました!

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