4月のミニブログ①

リモート演奏への参加

ミニブログ①「基礎練習の取り組み」小4 Yちゃん、小4 Y君

♫小学4年生Yちゃん

「4オクターブのスケール」に取り組んでいます!

4オクターブのスケールは、指使いを正確に、そして、なめらかに同じ速さで弾けたら合格です。

ご紹介するYちゃんは、指使い、なめらかさ、同じ速さ、どれもいつも意識できています。
段階を踏んで取り組めているところも良いところの一つです^_^

まずは、指使い。

調によって、指と音の組み合わせが変わります。
新しい調に進むと、スタートの音も黒鍵の数も変わるので、同じ指使いでも全く別の組み合わせになるわけです。

Yちゃんは、この指使いと音を、ちゃんと照らし合わせて練習できています。

これが曖昧だと、「気付かないうちに途中で違う指になってしまってた!」とか、「最後に終わる指がなぜだか違う!」と、いうことに…!

これは、経験したことがある人も多いと思いますが、間違えるのは、決して悪いことではありません^_^何に気を付ければいいかが体感できるわけですから、失敗は成功の元ですね!

ただ、早く成功させるためには、Yちゃんのように、指と音を照らし合わせるのを意識して弾くことが、大事です。

そして、そのインプットした指使いを、ちゃんと指に伝えられるよう、最初は少しゆっくり弾くことができるのもYちゃんの良いところ。

これも大事なことです。

「速く指が動いてしまって、そのせいで間違えてしまう!」これも、みなさん経験していると思います…!

そんな時は、ゆっくり。正しい音をきれいに繋げることを優先させた方が、早く上達します。もし間違えた時は、すぐに弾き直さずに、確認してから弾き直すのも大事ですね。

なので、音を出すその瞬間より前の段階で、どの指がどの鍵盤に触れるかを考える時間があるくらい、ゆっくりの速さで弾くのがポイント。

その次の、なめらかに弾くこと、同じ速さで弾くことは、Yちゃんにとってはもう当たり前のことになっているくらい!いつも意識できています!!

もちろん、「なめらかにね〜!」「同じ速さで弾いてみよう!」と言われた時、すぐに反応できるのも素晴らしいことなのですが、言われてないけどできるというのは、次のステップに進んでいる証拠です。

それに、Yちゃん自身が「こうする方が良いな」と実感できているというこでもあると思います。

ここまでできたら、次はテンポアップです。

でも、ただ速く弾く!という意識ではなく、4つの音符を1つのグループと捉えて弾いてもらいます。

すると、音のまとまりがありながら、自然にテンポを上げることができます。

Yちゃんは、この捉え方もすぐに理解できていました^_^

先ほどの「なめらかに」もそうですが、どういう風に弾いたら音楽がきれいに聴こえるか?というのを自然に意識できているんだと思います。

先日、♯(シャープ)系の調が全部終わり、♭(フラット)系の調「ヘ長調」に進んだYちゃん。

♯(シャープ)系の調と、♭(フラット)系の調では、指使いが全く違うのですが、さすが、ちゃんと段階を踏んで練習できるYちゃん!

新しい指使いのヘ長調でも、右手でも左手でも!とても上手に弾くことができました!!

 

Yちゃんの良いところの一つは、丁寧さです。

もしかしたら、早く上達するために一番必要な気持ちかもしれません。なめらかに弾くことも、音のまとまりを感じるのも、丁寧さが必要ですね。次の音への準備も、指くぐりも丁寧です。

そして、最後の音を弾き終わった後の手の動き…この丁寧さには感激しました♡

Yちゃんが、いつも「音の終わり」を丁寧に感じている証拠ですね^_^

しかも、曲ではなく、スケール練習でも感じられるなんて素晴らしいです♪

 

 

♫小学4年生Y君

「両手のカデンツ」に取り組んでいます^_^

実は、右手のカデンツを左手で弾く練習をしていたのですが、Y君自ら!「両手でやってみる!」とチャレンジしてくれたのです!!

カデンツは、まず音を真似して歌ってもらうのですが、これを覚えるのがとっても早いのもY君のすごいところ!

歌った後には、すぐに鍵盤で音を確認してくれます。これは「早く音を覚えてピアノで弾きたい!」という意識があるからこそですね!

そして、理解した時には「あ〜(なるほど)!」と自分の中にインプットしていくのが伝わるくらい。納得しながら取り組めています。

「教えてもらって分かる、できる」のも大切なことですが、「自分で発見したい」「自分の力でできるようになりたい」という意識を持っているY君。素晴らしいですね^_^

カデンツは、手の形がとても大事です。

手の形が少しでも変わってしまうと、隣の音をひっかけてしまったり、音が揃わなかったり

なので、まずは「手の形を作る」ことが必要です。

次にそれを「鍵盤に乗せる」というのが最大のポイント!

鍵盤に乗せてから、音を鳴らすのです。鍵盤に乗っていたら、違う音が鳴ることは絶対にありません♪

左手でもすぐに弾けるようになったY君は「両手でやってみる!」と自らチャレンジ!!

両手だと、片手で弾くよりもかなり難しいです…!

弾く音は同じでも、ポイントとなる「手の形」が左右で異なることになります。

3つずつ計6つの音を4パターン弾き分けるのですが、人間の手は、左右の同じ指が一緒に動きやすい性質があるので、『左右でバラバラの違う指を同時に動かす』ということが、レベルを難しくさせます。

それを、Y君はこんなに上手に弾きこなすことができました^_^

 

すごいです!!

練習中、違う音を弾いた時には「ここがこうなっちゃった…!」と振り返ったり「ここ!」と正解の音を指に覚えさせようとしていたY君。

一度理解してインプットできているので、正解は自分の中にちゃんとあるわけです。

Y君の「自分で発見したい」「自分の力でできるようになりたい」という意識がここでも発揮され、素晴らしかったです!!

もちろん、自分では分からない時は「合ってる?」「どこか違う?」と聞けばいいのですが、自分で分かっている時は、必ず、自分の力で上手になることができます!

 

教材の練習でも、その様子が垣間見れるY君。
お家でもよく頑張っていて、毎回上手になっています。

目標を立てたり、気を付けるところを自分で書いてくれていたり…!

Y君は普段から「どうなってるのかな?」「どうしたらいいかな?」とよく考えているように思います。

ピアノの練習でも「なんで違う音弾いたかな?」「ほんとはどうやって弾いたらいいかな?」と、自然に考えることができるのかもしれません。

(私は、よく先生から「考える」と楽譜に書かれていましたが、当時を振り返ると何も考えられてなかったと思います…笑)

Y君のように「自分で考えて」チャレンジしたり工夫して上達できる!ってすごいことです^_^

 

タイトルとURLをコピーしました