5月のミニブログ②「お家でも頑張っています!」

毎月のレッスンブログ

お家でも頑張っています!

♫年中さん Sちゃん

以前からお家での練習を頑張っているSちゃんですが、最近、特に!頑張っているそうです!

レッスンでもその成果が表れていて、とても嬉しく感じています。

お家では、『Sちゃんコンサート』が開かれることもあるそうで^_^

微笑ましいですね♡

Sちゃんは、一人でレッスンを受けています。

お母さんはお隣のお部屋で待っていただいているので、

「後でお母さんに聴かせてあげよっか!」

と提案すると、

「うん^_^」

と答えてくれます!

お母さんに聴いてもらうって、なんだかちょっと恥ずかしく感じる生徒さんは多いんです。

Sちゃんも最初はそうでしたが、最近は進んで聴かせてくれるようになりました!

さらに、聴いてもらう前には、自分でちょこっと練習している時もあったり…そんな可愛らしい姿を見かけると嬉しくなります♡

先日、Sちゃんが何かのメロディーを弾いて聴かせてくれました。

Sちゃんの自作かと思い、

「Sちゃん作ったの!?」

と尋ねると、

「ちがうよ、せんせいがひいてた!」

よくよく聴いみると、私の真似をしてくれていたのです!!

私がいつも「音のまねっこ」の練習で

「ドーレーミー」と弾いたのを聴いて→「ドーレーミー」と歌う

というのを行なっているのですが、そのメロディーを弾いていたことに気付き、驚きました^_^

メロディーの種類や順番はその日によるので、いつも決まった形を弾いたり歌ったりしているわけではないのに、

「ほんとだ!私これよく弾いてる!笑」

と私自身も聴き覚えのあるメロディーが繋がっていたのです笑。

嬉しくて、もう1回弾いてもらい録音させてもらいました♪

 

子どもの可能性は無限ですね!

「学ぶ」は「真似る」が転じた言葉と言われますが、教えようと思わなくても、子どもは真似をして学んでいくんだなぁと、実感しました^_^

 

♫小学1年生 Hくん

ある日のレッスンでのこと。

Hくんの楽譜に、エメラルドグリーン色のペンが挟んであるのに気付きました。

楽譜を開くと、今やっている曲のページに挟んであったので、目印にしてたのかな?と思ったのですが、よく見てみると…
そのペンと同じ、エメラルドグリーン色のりんごが書き込んでありました!!

フレーズの最後の二分音符のところに、りんごが2つ。

お家で練習する時に、書き込んでくれたみたいです^_^

Hくんは、もう分かっていることでも(この場合は、2拍伸ばすこと)、それを演奏することと楽譜とをセットで理解しようとしているのかもしれません。

「なんとなく分かってる」ではなく、「しっかり理解している!」ことが多いのです。

すでに、音符や休符の名前、読み方、長さが完璧なのも、うなずけます。

Hくんは、小さい頃から楽譜をよく理解してから弾いていました。もちろん、楽譜を見ずに弾くこともできますが、知っている曲だとしても「楽譜を見て弾く」ということができるのです。それは、すごいことだと思います。

ちなみに、「楽譜を見て弾く」事は、指をあまり見ないで弾くことになるので、簡単にできることではありません。弾いている時はどうしても、指を見たくなっちゃうものなのです。

音を出しているのは指なので、指への意識は欠かせませんが、楽譜の情報を目でキャッチする!というのも大事なことですね。

楽譜を読むことは、拍子やリズム、何の音かが分かるだけではありません。曲全体を見渡したり、逆に細かい部分に注目したり、どんな表現でどんな気持ちで演奏するか…にも繋がります。

頭の中で整理しきれてないことがあったとしても、楽譜を見たら書いてある!と思えると、練習の助けにもなりますね^_^

H君に演奏を聴かせてもらうと、とっても上手でした!!

「上手〜!!!」

と言うと、

「ここ(楽譜を指して)がまちがいやすいかな」

と演奏を振り返るH君。

「ちょっと1回左だけぜんぶやってみよ」

と言いながら、その場でまた練習に取り組むのです。

しかも、自分から左手だけやってみようと思うなんて、ステキ!!と思いました。

右利きの人なら誰もが「いやだ〜!」と言う(そう思いやすい)練習手段だからです笑。

そして、やっぱりちゃんと、楽譜を目で追いながら、左手だけを練習し、

「じゃ、りょうてやってみよ!」

と両手に戻るのです。

さっきよりさらに上手に弾けました^_^

感動しました(T_T)

次のレッスンでも、

自分で楽譜を読んで、気を付けたい所を見つけて、印を付けて。自分でレベルアップする練習ができました!

Hくんが、楽譜を見ることを大事に練習していること、自分で振り返りができたこと、どうやったらもっと上手くいくかな?と考えられていること…とっても素晴らしいと思います!!

 

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ピアノを弾くこと以外にも、お家では音楽ノートと、楽典テストの宿題を出しています。

音楽ノートの宿題は、ピアノを習い始めた時からスタートし、楽譜が読めるように、音符の名前や長さ、音楽記号をお勉強します。(小学校低学年くらいまで続けます)

楽典テストは、年中さんから取り組めるレベル〜音大受験で勉強する内容まで続いているので、興味のある人はぜひ続けて取り組んでみてください^_^

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♫年少さんRちゃん

ピアノを始めて間もないRちゃんですが、音楽ノートの宿題をいつもきれいに書いてきてくれています^_^

今は、ドレミの音符と、鍵盤の色ぬりが中心なのですが、ある日、音楽ノートを開くと…

なんと!「ド」が書いてあったのです!

まだ、音符に色をぬったり、シールを貼ることしかしていないので、びっくりしました!

いつの間にか、「ド」の形をしっかり理解していたんですね!

お家でも、「ド」をたくさん書いてくれているとうかがいました^_^

自分で「やってみよう!」と思ってくれたんですね!

他にも、指を1本ずつおじぎさせる練習が、2回目のレッスンの時には、もう速く動かせるようになっていて驚いたことがありましたが、それも、お家で自分でやっていたと聞きました。

レッスンでやったことを覚えているだけではなく、お家でも自分から「やってみよう!」と思えるってなんて素晴らしいことだろうと思います^_^

さらにそれだけではなく、Rちゃんは「こんな風にやってみよう!」と、アイディアがくっつくこともあるのです。

リズム練習では、鉄琴を選ぶのが好きなRちゃん。

カードに描かれた物の名前を言いながら、リズムを打つのですが、この鉄琴がそれぞれの別の色の鍵盤になっているので…

「みかんだからオレンジのとこにしよ」
「ぶどうだからむらさき」

と、自分でルールを決めて、たたいています!

ワークに取り組んでいる時には、

「ミーミミミー♪」

と歌いながら、「ミ」の音符に緑のシールを貼っていました!

可愛いらしいですね♡

シールを貼る時も、色をぬる時も、ピアノを弾く時も、リズムをたたく時も、一緒に声を出すと定着しやすいです。

最初はとても難しいのですが、いつの間にかRちゃんが自然にできるようになっているのを知り、嬉しく思いました!

新しいことをどんどん吸収しているRちゃん。
それが、日を追うごとにRちゃんの中で熟成されているようです。

次の曲に進んだ時には、楽譜を見渡して

「うん(1拍お休みのマーク)がない!」

と、気付いた事を教えてくれたり、

楽譜に書かれた音符を指でタッチしながら

「みぎ、ひだり、みぎ、ひだり…」

と読めるようになっていたり!

右手のメロディーは、自分で音符を読んで歌って弾けるようにもなりました^_^

それを「もう1かいやる!」「こっちもやる!」と楽しんでいる様子も見られ、とっても嬉しいです。

幼稚園にも通い始めたばかりで、疲れている日もあるでしょうが、ニコニコ笑顔で最後まで頑張るRちゃんに、私は元気をもらっています♡

 

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さて、音楽ノートの宿題は、私がその日のレッスン中に書いているのですが、、、宿題を書くのを忘れていることがあります…(ごめんなさい!)

そんな時のエピソードです。

♫小学1年生Mちゃん

「先生、宿題なかったからかいてきた!」

と見せてくれたのが↓

音楽ノートの最後のページに「かえるのがっしょう」の楽譜を書いてきてくれていたのです!!

「何も見ないでかけたよ!」と^_^

『宿題なかったけど、音楽ノートに何か書いてみよう!』と考えて書いてきてくれたんだなぁと感激しました。

その考えがまず素敵だなぁと思いますし、音も全部合っていて、最後の音の長さまで着目できているのはさすがです!(→りんごが2つ、『まつ』の文字も)

そして、『終止線』がとてもきれいに書けています!!

これを覚えているのには驚きました。

すると

「前に教えてもらったよ〜!」

と!習ったページを開いて見せてくれたのです!

習ったことを、実用的に使えるってすごいことだと思います。よく理解ができている証拠です!

そして、かわいいカエルのイラスト付き♡

宿題書くのを忘れてしまいごめんなさい!
だったのですが、とても嬉しい気持ちにさせてもらいました^_^

曲の練習では、ひっかかりながらも、自分で楽譜を読んで一生懸命弾く姿も見られます。

「難しいの頑張ったね〜!」と、コツを伝えると

「ちょっとやってみる!」とMちゃん。

すると、さっき難しそうに弾いていたところがスラスラ弾けるようになりました!

音符や指番号だけではなく、フレーズの流れや、パターンを意識してもらうようにしたのですが

「さっき教えてもらってひきやすくなった!」

と嬉しい反応^_^

できなかった所が自分で分かっている事、自分の中で気を付けたい所がある事も、Mちゃんが上手になる理由です!

そして素直にアドバイスに耳を傾けたり、「やってみる!」という言葉には、前向きな気持ちが詰まっていますね♡

 

♫小学1年生Aくん

楽典テストの宿題で、ト音記号とヘ音記号の名前を答える問題があったのですが、「せんせい、ここわかんなかった〜」と見せてくれたことがありました。

自分で、「わからない」と素直に伝えられるって素敵な事です^_^

ト音記号もヘ音記号も、名前を覚えたのはずいぶん前のことで、普段あまり使うこともなく、そういう言葉はすぐ出てこなくて当然ですので、

「ト音記号とヘ音記号だよ〜」

と伝えると

「あ〜!」

と^_^

忘れていたとしても、「あ!そうだった!」とか「なんか聞いたことがある!」と思うってことは、頭の中の引き出しに入っていたということですので、とても嬉しい反応です!

そして、「じゃあ次はこれね〜」と宿題のプリントを渡すと

「せんせい、さっきとおんなじのがいい」

とA君。

「おなじのでいいの?」

と確認すると

「さっきのト音記号とかをやりたい」

(本当はここで気付くべきだったのですが)

「さっきの問題は、また他のプリントで出てくるからその時に書けたらいいよ〜!」

と言うと、

「そしたら、こっち(音楽ノート)にしゅくだい書いて〜」

と言うのです。

はっ!としました。

さっきインプットした事をお家で復習したかったんだ!と。

A君の考え、行動に感動しました(T_T)

新しいことを覚えるって、こんなに前向きな気持ちになるんですね!

「分からない」ことがあるのは当たり前で、
「分かるようになる」楽しみや喜びがある事を、A君は知っているんだなぁと^_^

先日のレッスンでは、

「ラドラレラドラのとこひいたよ!」

と早速ピアノに座って聴かせてくれました^_^

その後、手を素早く移動する練習をしていると、
おもむろに何かを書き始めるA君…!

できあがったのは、A君が気を付けたい!と思っている事が詰め込まれたものでした。

左手がたくさん移動する曲なのですが、『ここ』に指を置くんだ!というのを、書いたと教えてくれたのです。

鍵盤を書き出した時には驚き、何を書こうとしているのか予想もつきませんでしたが、A君の説明を聞き、そうだったんだ!と、その真面目な表情、一生懸命さにじーんとしました。

小さい頃から、工夫することが好きで独自のアイディアを持っているA君。

その後、実際の鍵盤にも付箋を貼り目印にして練習をしていたのですが、次は、右手の指がずれやすい事にも気付きます。

すると、先ほどの紙にまた何やら書き始めました!

それが、下の方の緑の部分なのです!

今度は説明しながら書いてくれたので、緑の部分の中にも時系列があるのですが、A君が今分かったことを、すぐにアウトプットしようとしていることに感心しました!!

こういう場合は、「指を鍵盤に置いてから(準備をしてから)弾く」というのを大事にします。

それができると、速い動きでも隣の鍵盤を引っ掛けることがなくなります。

ただ、今までとは違う意識を落とし込んで弾くことになるので、とても難しいです。定着するのも時間がかかります。

でも、声をかけただけでもすぐに思い出すのがA君のイイ所!

いっぱい練習をしていると、頭も指も疲れてきますから、その準備を忘れることは当然あります。そんな時、

「指置いてからだよ!」

と声をかけるとすぐに

「あ!そうだった!」

と、すぐに理解して練習できていました!!

「なんだっけ」ではなく、「あ!そうだった!」
は、頭の中の引き出しにちゃんと入ってたからこその言葉ですね!

そういった言葉や行動をたくさん見ることができて嬉しく思っています^_^

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みなさんと一緒にレッスンをしていると、持ち合わせている能力は本当に人それぞれだなと感じます。

それが、その人らしさに繋がるんでしょうね!

何かをする時には、自分の得意な能力が優位に働くものですので、何か苦手だなと感じることがある場合は、その反対の力がとても得意だという証でもあると思います。

例えば、楽譜を読むのが苦手だなぁと感じる場合は、感覚的、直感的、耳から得る情報を受け入れやすい、覚えることが得意、といった方が多く、楽譜を読まなくても弾けるので、楽譜を読むのが苦手と感じてしまうわけです。

反対に、楽譜を読むのが得意な人は、論理的、意味を知りたい、目から得る情報を受け入れやすい、考えることが得意、といった方が多いように思います。

例えば、その読むスピードの速さに指がついてこない場合は、指を動かすのが苦手と感じてしまいます。

他にも、自由に弾きたい人にとっては、考えて弾くことは窮屈だと感じるでしょうし、真面目に弾く人にとっては、自由に弾く意味が理解できないということもあるでしょう。

でも、どちらの音楽も存在しています。

決して、苦手と感じることがあるのが、ダメなわけではありません。自分の得意なことを知れるのも、苦手なことがあるから。苦手にも役割がちゃんとあるんですね^_^

ピアノを弾くことにおいて、もっと上を目指そうと思ったら、「得意なこと」を補い支えてくれるものが必要ですが、それが「苦手なこと」だと言われます。

ゆっくりでも、時間がかかっても、「苦手なこと」に取り組んでいたら、段々とできるようになりますが、それは、「苦手」のレベルアップだけではなく、「得意」のレベルアップにも繋がっているというわけです!

そういった生徒さんたちの能力、その差異、性質、一人として同じ人はいませんから、そう考えると余計に、一人ひとりの存在がどんなに特別なものか…思い知ります。

そんなみなさんが、頑張る姿、またご紹介できればと思います^_^

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