練習ノート(発表会に向けて)
前回のブログの冒頭では「練習ノート」の目的をお伝えしました♫
『①何を練習するか明確にすること』でご紹介したのが、小学5年生Sちゃんのノート😊
Sちゃんは、練習内容を自分の言葉で振り返り、計画を立てて取り組むことができました。
学年が上がるにつれ、曲の難易度が上がってくるのは当然のことながら、演奏時間も長くなります。
限られた時間の中で効率よく上達するためには、なんとなく弾くより良い練習をすること、そして振り返ることがポイントです!
Sちゃんが、発表会の曲の練習に取り掛かり始めた頃の練習ノートです↓

【7月】
・スラー
はじめとおわり、やさしく
・ラードラソラのところを左手入れる
・かぜの〜からBまでおぼえる
・分からないところはがくふをみる
・右おぼえる
・同じ音の回数に気を付ける
⭐️譜読みを初めてた時から、色々な事に目を向けて意識を向けていることが分かります😊
気を付けたい事や、お家での目標など、自分の言葉で具体的に書けていますね!
インプットしたことを、すぐにアウトプットするのも、学んだ事が定着しやすいです📖
「お家での練習がどうだったか?」も具体的に振り返られていました☺️

◯できました
かぜの〜からBまでおぼえられた。
ラードラソーラのところをゆっくりでもひけ
るようになった。まちがえたところを何回もした。
間違えた所を自分でピックアップするのも大事な練習ですね😊
◯がんばった
ラードラソーラのところをゆっくり左手をいれてみた。A~Dまでとおしてやってみた!
◯もうすこしです
C.Dの同じ音の回数にきをつける
Bの和おんの音をまちがえないようにする
そして、翌週には、早速練習の成果が出始めます!

◯できました
Aのところを歌いながらひけました。Bに左手をいれて両手で、できた。
左手を入れて、両手で弾けるのも早くなりました!
◯がんばった
Bに左手をいれられた!
◯もうすこしです
CとDのあたらしいところ、ドレドをいれるところといれないところをきをつける
次は、練習を始めて、2ヶ月経った頃。
まずは、レッスン後に書いてくれた振り返りです。

8月
ペダル
★の左、つなぐように、かけのぼるように!
両手、タイミングに気を付ける
ながれるように
両手チャレンジ
つづきのひだり
ただ弾くだけではなく、どんな風に弾くかに視点が向けられています😊
「つなぐように」
「かけのぼるように」
「ながれるように」
演奏する時は、イメージを持つのがとても大事です。それを、練習し始めた時から意識できるのは素晴らしいです👏
左手の練習や両手は、なかなか心理的なハードルが高いものですが、Sちゃんは、「やってみる!」と積極的に取り組むことができ、「できたら両手もやってみるね!」とチャレンジを選ぶ事が多いのが記憶に残っています☺️
お家での振り返りは…

◯できました
ペダルをいれてAできた。
Aの両手のタイミングがあわせられるようになった。
◯がんばった
Cの両手でしてみた。
Cの左手がむずかしかったです。
『難しかった』という感想も、やってみたからこそ!何が難しいのかも見えると、次の練習に繋がります😊
◯もうすこしです
Cの両手、左手のドファのタイミングがあやふやだからちゃんとゆっくりやってたしかめる。
ゆっくりで確かめるのもいい練習ですね✨
翌週には、

・つなぐ
・なみをイメージ
・2♡のところやさしく
BからCのつなぎ
E
両手
具体的なイメージが出てきました!
「波」を思い浮かべたSちゃん。
音や音形からイメージしたことを、音で表現するのは音楽を演奏する醍醐味ですね✨
練習する場面も、A〜Eまで!
練習を始めてから2ヶ月の間、停滞することなく、どんどん進められているのが分かります。
お家での振り返りです。

◯できました
Fを楽譜を見ながらできた
意識の高さがうかがえ嬉しかったです!!
◯がんばった
BとCのつなぎをスムーズにできた
『つなぎ』は前のフレーズの終わりであり、次のフレーズの始まりでもある場面の変わり目で、音楽が滞りなく流れるためにも大事な部分です。早い段階から、音楽を繋げる意識を持って取り組めたのも素晴らしいです👏
◯もうすこしです
Cの左シ♭ファのところでペダルをふみかえ
る
Sちゃんは踏み替えのタイミングを意識できていました👏
このように、レッスンの振り返りとお家練習の振り返りを丁寧にできたSちゃん。
曲に取り掛かる最初の段階が丁寧に練習できていたので、譜読みがある程度終わった段階でももう頭に音楽が入っていましたし、表現を付けることも当たり前になっていました!
ある程度仕上がっていくと、言葉よりも「音」で示し合うことが増えてきたのを嬉しく覚えています😊
小さい頃から、理論的に捉える事や、考える事が得意なSちゃん。
レッスンや練習を振り返る事、それを自分の言葉で書く事。大事なポイントを見つける事。
今までも彼女が得意としていた事ではありますが、ここ数年それがより具体的になり、弾けるようになる、上達するスピードが上がったなと感じます✨
レッスンの中では、「音が違う!」と間違いに気付いた時、すぐに止まって確認できるSちゃん。
(私が指摘しなくても、すでに分かっている表情をしています笑。)
もし、確認せずにそのまま弾き続けたり、すぐに弾き直して先へ進むと、その間違った音を指が覚えて定着してしまいます。
Sちゃんはその事もよく分かっているのです。
さらに感心するのは、Sちゃんは、その逆も得意だということです😊👏
それは、「間違えた時に止まらない」。
先ほどは、「間違えたら止まる」が大事…という話でした。しかし、本番に向けた練習では逆に「何があっても止まらない」を意識します。本番では、音楽が止まらない方がいいからです!
その練習では、Sちゃんは、何があっても止まりません😉
とっても、冷静です。
かと言って、その演奏が冷静なわけでもなく情熱が感じられます。
心は燃えて、頭の中はクールなのかもしれません!
とにかく、何があってもちゃんと最後まで弾き切るのです。
ちなみに、止まってしまう原因として考えられるのは、
・音を間違えた事が気になる!
・音が分からなくなった!
・納得いかなかった!
などなど。「本当はもっとできるのに!」という気持ちにもなるでしょうし、「練習だから止まっていっか!」という気持ちにもなるでしょう。
しかし、それだと「本番のつもりで練習」の意味がなくなってしまいますね😅
Sちゃんは、この練習の目的をよく理解し、音楽の流れを最優先に取り組めているわけです😊
さらに、嬉しいのがこの練習の後です。
Sちゃんは、すぐに演奏を振り返ることができます!!
本番の練習をして、止まらずに弾いて、はい終わり!ではないのです。
気になった所をいつも振り返っていました☺️
実際にピアノで音を出して確認したり、楽譜を開いて確認したり。
素晴らしいことです!その、本番の練習をした時間が、より一層意味のあるものになりますね😉
それに、すぐ振り返られるのは自分の演奏をよく聴いているからこそです✨弾くこと、指を動かすことに一生懸命になり過ぎると、耳があまり働いていない…なんてことになりがちです。
Sちゃんは、自分の演奏を、よく聴けています👏
だから、上達が速いのですね!
また、音や音楽からイメージを膨らませることも得意なSちゃん。
音色や弾き方を相談した時には
とすぐに返事が返ってきます。
すんなり答えが出てくるのは、普段から
と、イメージできている証拠だと思います。
そんな感性を、より一層感じることがありました✨
次回の本番では、いつものソロや連弾の演奏に加え、「物語&演奏」のステージを設けるのですが、打楽器を使って、効果音を付けることを説明したところ、たくさんのアイディアを出してくれたのです😊✨
楽器の組み合わせだけではなく、楽器の鳴らし方まで!
Sちゃんのイメージしている理想の音がどんな風に再現されるか!?
今からとっても楽しみです!!

最後に…
これまで、すべての本番に出演してくれているのがSちゃん✨✨
毎年の「発表会」に加え「スプリングコンサート」
「ミニコンサート」
「アンサンブルコンサート」
と!いつも、次の本番を楽しみにしてくれているSちゃんのおかげで、私も、計画するのが楽しみです😊そしてSちゃんの頑張りに刺激をもらっています!!

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