小学6年生Eちゃん 教室での発表会
先日、小学6年生のEちゃんが、教室で発表会を行なってくれました♫
受験を控えているEちゃん。発表会への出演はお休み中なのですが、『教室での発表会』に向けて頑張ってくれていたのです^_^
演奏を終えたEちゃん。
本番ならではの緊張感から解放されて、ほっとしたことでしょう!
ご両親様からの温かい拍手と言葉、笑顔あふれるEちゃんの様子に、私も嬉しい気持ちでいっぱいでした。
Eちゃんは、年少さんからピアノを始められたので、早いもので9年目のお付き合いになります。
その頃から変わらないことの一つが、素直さです。Eちゃんを見ていると、その素直さが次のステップへ進む原動力になっているのかもしれないと感じます。
曲の練習では、誰もが、上手くいく事もいかない事もどちらも、必ず経験します。上手くいけば、さらに上を目指し、上手くいかなければ、上手くいくように練習するのですが、Eちゃんはその時の状況に対する心の動きが、いつも素直です。
上手く弾けた時の嬉しい気持ち、上手く弾けなかった時の悔しい気持ち。
どちらの感情も、素直に受け止められているのです。
上手く弾けた時、レッスンでは、こんな様子をよく見かけます。
♫満面の笑み!
♫ハイタッチ!
♫一緒に拍手!
私もその喜びを共有させてもらっていますが、とっても嬉しい気持ちになります。
(「嬉しい」って周りの人を幸せな気分にさせますよね♡)
そして、次のレベルの練習に取り組むことができます!
できるようになったから終わり!ではなく、その次を目指せるって素晴らしいことです。
しかも、当たり前にできるくらい、それが定着しています。
それは、Eちゃんの向上心の高さもあるでしょうし、これまでの経験上(ピアノ以外でも)繰り返しやるともっとできることが分かっているからかもしれません。そして「できるようになったら嬉しい!」というその素直な感情が、その行動を後押ししているように感じるのです。
反対に上手くいかなくて悔しい時も、その時の気持ちを素直に自然に受け止められています。
誰でも、上手くいかない時は悔しいものです。
その悔しい気持ちを受け止められないことってみなさんあると思います。
そうすると、なかなか次に進む気持ちになれなかったり、悔しさが大きくなり過ぎて悲しくなったり、イライラしてしまったり…
そこで感じた「悔しい!」は、大事な感情です。
大事な感情なので、大事に受け止められるようになると、「悔しい」まま終わらず、「悔しい」からどうしたいか?今までとは違う気持ちが出てくるかもしれません^_^
上手くいかなかった時にEちゃんの口から出る言葉は、
当然悔しさはあるのですが、次の瞬間には、もう前を向いているのです。
そして、
すぐに再チャレンジ!!
手を差し伸べたくなる時もあるのですが、
と、私の手を借りようとせず、自分でできるところまで頑張ろうとしている様子には感動することも。自分で解決できそう!と思えるのは、よく理解できている証拠です!!
「嬉しい」も「悔しい」も、素直に受け止められているからこそ、「もっと上手になりたい!」とか「もう1回チャレンジしたい!」と前向きな気持ちが生まれ、次の行動に移れるのかなと思います。
今回の発表会に向けたEちゃんとの練習の中でも、そんな風に素直に取り組む様子をたくさん見せてもらいました!発表会での演奏からも、Eちゃんの変わらない素直さを感じました。
目の前の演奏に集中し、どんな場面の音楽でも、その音楽を素直に受け取って、その音に「こうやって弾きたい!」という素直な気持ちを乗せた表現ができていたと思います。
最後に…
そんなEちゃんに、後日インタビューをさせてもらいました^_^
〈発表会のこと♪〉
Q.初めての教室での発表会、どうでしたか?
ホールとの違いなど感じましたか?
A.いつものピアノだったから弾きやすい
ホールよりは緊張しない
Q.本番直前な気持ちを教えてください
A.いつもよりリラックスできていた
Q.演奏している時の気持ちは?
A.ピアノの部屋(この空間)だけで、誰も聴いていないと思って演奏していた
Q.演奏し終わった時の気持ちは?
A.終わったー!!
Q.パパとママからどんな感想をもらいましたか?
A.「上手だったね!」「頑張ったね!」「おつかれ!」「音がきれいだった!」
先生からひと言
いつもよりリラックスして演奏できたようで良かったです。集中力を高く持って弾いていたのも、とても伝わりました!
パパ、ママからの言葉も嬉しいですね^_^
〈発表会の曲のこと♪〉
Q.この曲を選んだ理由は何ですか?
A.小学校の給食の時間に流れていて、速くてかっこいいなと思ったから
Q.この曲の好きな所はどこですか?
A.場面が一気に変わるところ
Q.難しかった所はありますか?
A.指がすごい速く動く所、指の順番
Q.難しかった所はどうやって乗り越えましたか?
A.苦手な所を何回もやる
Q.おすすめの練習法はありますか?
A.今日はここまでいく、とか目標を決める
先生からひと言
「メヌエット」は、原曲では、そのメロディーがフルートにあてがわれています。とても美しい旋律です。美しい音は、Eちゃんの得意分野ですが、そういった部分の音楽だけではなく、速い動きやかっこいい場面もいいなぁと思ったんですね^_^
その速い動きは、一番の難所だったかもしれませんが、何回も何回も弾いて頑張っていたのを思い出します。それが上達につながりましたし、本番で、より心を向けられていたのではないかと思います。
〈その他〉
Q.発表会は好きですか?
A.どちらかと言えば好き
Q.その理由は?
A.新しい曲を弾けるから
Q.ピアノの好きなところは?
A.指を動かすところ、黒鍵が好き、適当に弾いてたら知っている曲のメロディーになったりするところ
先生からひと言
これまでに大小合わせて10回以上の本番を経験してきたEちゃん。
新しい曲を弾くことがモチベーションになっているのも嬉しいです^_^
Eちゃんの着眼点から、ピアノという楽器ならではの魅力を、私も再認識させてもらいました♪
発表会、そしてアンケートへのご協力ありがとうございました♡