4月のミニブログ② 「音楽の理論」

毎月のレッスンブログ

音楽に対する感性とともに大切なのが、音楽の理論です。

理論と言うと、小難しく聞こえるかもしれませんが、音楽で使う言葉や約束事などを、年齢や興味に合わせて学んでいきます!

感性と理論は、別々のもの、真逆のもののように考えられがちですが、実はちゃんと繋がっているので、どちらも演奏をする上で大切な要素です。

ミニブログ②では、音楽の理論を、リズムや楽典を通して積極的に学んでいるお二人の生徒さんの様子をご紹介します♫

♫小学2年の生徒さん

「リズムの拍子」

楽譜を見てリズムをたたくには、音符や休符の種類、その長さの理解が必要です。さらに大事なのが、拍子。

普段みなさんに、使っていただいているリズムの教材では、色々な拍子のリズムが出てきます!

しかし、最初の方では、まだ拍子記号にはまだ触れられません。(拍子記号とは、何拍子かを表す数字で、楽譜の左側に必ず書かれる記号です。)

特別な拍子の時だけ書かれているのですが、まずは、リズムを体感することを大事にしているのだと思います。

2拍子の「1.2」、3拍子の「1.2.3」4拍子の「1.2.3.4」を感じられること。
そして、1小節の中に、何拍分の音符が入るか?を自分で把握できること。

先日、こちらの生徒さんと5拍子をお勉強しました!少し難しい変拍子と呼ばれる拍子ですが、これもまずは体感することが大事です。

そして、分かりやすいように、音符の下に「1.2」「1.2.3」という数字がふられています。

そんなことを、かなりさらっとお話しして、リズム練習を行なった翌週のことです。

いつものようにリズムの教材を開くと…

音符の下に数字が書き込んであります!!

「○○ちゃん書いてきてくれたの!?」

と聞くと

「うん!」

と。よく見ると、番号の横に『やった』と書いてあります^_^
(彼女は他の教材でも、宿題の先まで練習している時が多く、その時にも『やった』と書いてくれています♪)

前回さらっと話しただけにも関わらず、彼女の心にしっかり残っていたんだなぁと嬉しくなりました。

そして、1小節ごとのグループのまとまりや、音符の長さを理解しているのがよく分かります!

これは、拍子の感覚に繋がります。

さらに翌週も…

リズム自体も、ピアノを使って練習してきてくれたようでした!!

インプットしたことをアウトプットできるのは、しっかり理解している証拠ですね。
どんな仕組みのリズムになっているか予習ができていて、練習してきたリズムもバッチリ!
自主的にできるのも素晴らしいです!!

ちなみに、その後、演奏してもらったのが3拍子の曲だったのですが、3拍子の「1.2.3」を感じるだけでフレーズが綺麗に繋がりスラスラと弾けるようになりました!

リズムや拍子の理解が、演奏にも繋がった瞬間です。できた時の彼女の笑顔も、嬉しく思いました^_^

♫小学4年生の生徒さん

「楽典」

楽典では、音楽で使う言葉やその意味、書き方を学びます。
レッスン内ではなかなか時間が取れないため、そのお勉強はほとんどが宿題です。

みなさんには、それぞれのペースに合わせて音楽ノートや楽典テストの問題を出していますが、コツコツと継続して取り組むことができるのも、ひとつの能力だと思います。

先日、小学4年生の生徒さんが取り組んでいたレベル3が終わりました!

よく頑張りましたね^_^
以前から、積極的に取り組んでくれていて、一度に数枚持って帰ることもしばしば。

一回で100点だったら合格にしているのですが、レベルが上がれば上がるほど、100点を取るのさえ難しくなってきます。

彼のいいところは、習ったことと習ってないこと、分かることと分からないこと、の区別が自分でできていることです。

習った!分かる!と思うことは、当然ですがスラスラ解けます。
習ったけど分からないことは、なんだったっけなあぁ…と思い出そうとしたり、前に勉強したところに戻って答えを見つけたり。
習ってないところは、レッスンに来た時に質問してくれます。

その姿勢も素敵ですね!

一回で100点にならない時は、みなさんももちろん悔しいと思います。(私もオマケしたい気持ちになりますが笑)

でも、何が分かっていて何が分からないかが、分かる!ということが大事です。

彼は、きっとそれが分かっているので、新しい内容でも分かろうとすること、分からない時は質問して理解してさらに復習もして…そんなコツコツとした積み重ねができたのかなぁと思います。

積み重ねてきた知識の量も、積み重ねてきたというその行動もすごいですね!!

レベル4の1枚目です♪

新しい内容も、とってもよく理解できていました!!!

合格!とシールを貼る時に、

「でも、もう1回やりたい!」

という言葉…

感動しました。

書き忘れがあったので(すぐにその場で答えられたのですが)、書き忘れなしで100点にしたいという気持ちだったのかもしれませんし、繰り返しやることでもっと身に付くことが、経験上分かっているのかもしれません。

いずれにしても、どんなにレベルが上がって難しくなっても、新しい内容が出てきても、しっかり理解しようとする前向きな気持ちが、嬉しいなぁと思いました^_^

 

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