連絡帳に、嬉しい事を書いてきてくれた小学生の生徒さんのご紹介です♫
生徒さんにお渡ししている連絡帳には、その日のレッスンで行なった内容、上手にできたことや気を付けることなどを書かせてもらっています。
その連絡帳に、嬉しい事を書いてきてくれた小学生の生徒さんのご紹介です♫
ある日、連絡帳を開いた時のこと。
なにか書いてあります…!
フォルテやピアノをやまのぼりをするかんじで
ピアノ フォルテ フォルテ ピアノ をいしきしながられんしゅうをしました。○○○より
お家で練習した事を書いてくれていたのです!
フォルテやピアノといった、音の強弱を表す記号を理解できていること、それをやまのぼりのように捉えられていることに感心しました。
「あれ、でも楽譜にフォルテとかピアノとか書いてあったかなぁ?」と思いながら楽譜を開くと、やはり何も書かれていません…
しかし、彼女が聴かせてくれた演奏は連絡帳に書いてくれていた通り、「ピアノ→フォルテ、フォルテ→ピアノ」の表現になっていました!
自分自身で考えて表現してくれたんだなぁと思い、とても嬉しかったです。
そして、「魔法のランプ」という曲名の通り、少しあやしげな音の運びも上手に弾けていました!
音楽では通常、音が上がっていく時はフォルテに向かって、音が下がっていく時はピアノに向かってエネルギーが移動すると考えます。
これを、音楽用語では、
「デクレッシェンド(だんだん弱く)」
と表すのですが、この音の動きを『やまのぼりをするかんじ』と捉えてくれました。
音がどんな風に並んでいるのかを意識できたこと、その音の並びをどんな風に表現するのがいいか考えられたこと、素晴らしかったです!
それを連絡帳に書いて教えてくれたこと、またイメージ通りの演奏を聴かせてもらえたことにも感激でした!!
生徒さんたちみなさんは、それぞれに豊かな感性を持っておられます♫
どんな音楽かを感じられる心、どんな音色が合うか考えられる想像力、また、それをピアノで表現することに楽しみながら取り組める情熱。
そんな姿を、みなさんからたくさん見せていただき、日々とても嬉しく思っています!
私もまだまだ勉強中ですが、音量や音色を変えるには、体や腕の重み、指先の繊細なコントロールが必要です。
小さいお子さんでも、そういった事に興味を持って表現できるということを、私の方が教えてもらっていると感じます。
恥ずかしさを乗り越えて大きな音が出せるようになったり、力が抜けるようになって響く音を綺麗に出せるようになったり…
時には、静かに、優しく弾こうとすると音が出なかった…!
なんてことも経験しながら、理想のイメージした音が鳴らせるように奮闘してくれている生徒さんたちです!
そんな様子も、またご紹介できたらと思います♪