練習する時に大事なことの一つが、弾いた音を聴くことです。
と言っても、「弾く」と「聴く」を同時に行なうのは簡単なことではありません。
小さい頃から、曲が簡単なうちから、自分の音を聴くように意識するのが訓練になりますが、レベルが上がれば上がるほど、聴くべき音の数が増えて大変になってきます。
そんな時、頼りになるのが録音です。
録音して、自分の演奏を客観的に聴くと、弾いている時には気付かなかったことが見えてきます^_^
♫小学2年生のWちゃん
『お家でも録音練習ができました!』
Wちゃんとのある日のレッスンで、録音練習を行ないました。
気になる部分だけを動画で撮り、その場で聴いてもらいます。
すると…
すぐにピン!ときた様子のWちゃん^_^
再び、同じ箇所を弾いてもらうと、とっても良くなりました!!
そしてその翌週。
前回、録音練習したところがさらに上手に弾けるようになっていたので
「どんな練習したの?」
と聞くと、
と教えてくれました!!
自分で聴いて、自分で気付いて、上手になったのも自分で分かる、このサイクルがとても大切だと思います。素晴らしいですね!
レッスンでやったことを、お家でもトライしよう!と頑張ってくれたのも嬉しく思いました^_^
♫大人の生徒さん Iさん
『録音練習で、さらに素敵な演奏になりました!』
本番が近付いてくると、緊張してきますよね。そんな時にも使えるのが、録音練習です。
通して弾く練習の時に、録音をしてもらいます。
撮ってる!と思うとドキドキが増しますが、その緊張する状況を、あえて作るのです。
レッスンの中でも、本番前にはみなさんの演奏を撮るのですが、それだけでも、いつもと違う空気の中で演奏をする練習ができます。
曲が仕上がってきたIさんには、みなさんよりひと足早く、お家での録音練習をお勧めしてみました。
すると、次にレッスンに来られた時の演奏ががらっと変わっていたのです!
曲全体の流れがとても良くなり、ひとつひとつの音に対する意識がより強くなり…感動しました。
曲全体の流れに意識を向けるには、ゆとりがなければなりません。目の前のこと、細かいことにとらわれていると流れを止めてしまいます。
逆に、ひとつひとつの音を意識しようと思ったら、細やかでなければなりません。気になるところを見過ごさないで、丁寧に拾い上げて磨く作業が必要です。
お家でも、録音をしてくださったというIさん^_^
自身の演奏を客観的に聴き、理想に近付くように練習をされたのが伝わります。
相反する二つの内容が、どちらもレベルが上がっており、素晴らしかったです!!
ご自身の演奏を「まだまだです」と謙遜されますが、YouTubeなどでプロの演奏を聴いてすごいと思うその心も感性も糧となっていると感じます。
発表会での演奏も楽しみです^_^
みなさんも、「聴いて練習する」ぜひ録音練習をお家でも取り入れてみましょう!!