6月のレッスンだより「7月の発表会では曲を選んだ理由もご紹介します」

教室からのお知らせ

7月の発表会では曲を選んだ理由もご紹介します

発表会まで、あと2週間…!

練習を始めた頃を振り返ると、みなさんとっても上手になりました^_^

上手になるまでには、時には乗り越えなければいけないこともあったはずです。

みなさんが、それぞれ、何かを乗り越えて頑張ってきた!という姿を見届けていただければと思っています。

さて、今回もみなさんには、曲を選んだ理由を紙に書いてきてもらいました。できる人は、演奏前に自分で読んでもらいます。

いざ言葉にしてまとめるのは難しいですよね…!
でも、前回より提出が早くなった人がとても多く!子どもたちの順応性の高さには驚きました!!

「あーあれね!」と、その場で早速理由をお話してくれる生徒さん、目をキラキラさせて「え!また読むの?!」と演奏前に自分でお話するということを楽しみにしてくれていた生徒さんも^_^

もちろん、自分で書いたり、考えたり、みんなの前でお話をするのが苦手な生徒さんもいらっしゃいます。

それでも、一生懸命考えたんだなぁというのが分かるくらい何度も書き直した跡がある生徒さんや、「考えたけどまとまらない…」と相談してくれた生徒さん。苦手だけど、読むの頑張ってみよう!と思って練習してきてくれた生徒さん、前向きに頑張ってくれて、とってもありがたいなと思いました。

私が「曲を選んだ理由」をみなさんに聞きたいな、それを、聴きにきてくださるみなさんにもお伝えしたいなと思うようになったのには、きっかけがありました。

今お教室に習いに来てくださっている生徒さんたちには、弾きたい曲や好きな曲がたくさんあるんだなというのを知った時です。

弾きたい理由、好きな理由を聞くと、生徒さんたちの心の動きが伝わりました。それぞれに、その音楽との出会いがどこかであって、かっこいいと思ったり、きれいだなと思ったり、感動したり。その気持ちって、とてもステキだなと思ったのです。

この気持ちも、演奏と一緒にみなさんに届けたいなと思いました。

そして、その時に、思い出したことがあったのです。

クラシックのコンサートで配られるプログラムには、曲名、作曲者名、それからプログラムノートと呼ばれる、曲の説明が載っています。
何年に、どこの国の、誰が、どういう経緯でその曲を作ったか、ということが書かれているのです。

これは、その曲を知る上でとても大事な説明ですし、知らないことの方が多いので大変勉強になります。

ある時、ふと思ったことがあったのです。

演奏している方は、どうしてこの曲を選んだのかな?

と。

単なる興味なのですが、知りたいなと思ったことがありました。

もっと言えば、この曲のどういう所が好きなのかな、どの部分が好きなのかな、そういった事も知れたらいいなぁ、と。

もちろん、プロの演奏家は、その言葉では何とも表し難い感情や情景を、音楽で届けるわけですから「それは演奏から感じとってください♫」ということだとも思うのですが…!

 

この2つの体験が、きっかけになり「曲を選んだ理由」をうかがうことに繋がりました。

選んだ理由
好きなところ
どんな気持ちになる
どんな気持ちになってほしい

演奏者本人の言葉から知ることで、その気持ちが演奏からも伝わりやすくなったり、知らない曲でも聴きやすくなったり、弾く側と聴く側の距離が近くなるのではないかなと思っています。

思った事や感じた事を言葉にするのは、ピアノで音楽を表現することにも繋がります。

ぜひこれからも、音楽からどんな事を感じるか?どんな気持ちになるか?どんな所が好きなのか?何か考えてみるというのを続けてもらえたら嬉しいです。

 

昔に比べて、弾きたい曲がある生徒さんがとても増えました。

それだけ、音楽が身近に溢れている、音楽を手軽に聴ける機会が増えたからというのもあるかもしれません。

世の中にはいろんな音楽があります。

変わらずに、何百年も在り続けるクラシック音楽はすごいですし、進化し続けている今の音楽もすごいです。

変わらないクラシック音楽も、弾く人によって随分印象が変わります。演奏者の個性ですね。
また、音楽自体は変わっていないのに、改めて弾いてみると新しい発見があったり見方が変わったり。それもおもしろいところだなと感じます。

今の、若い新しい音楽は、(私はもう付いていけていないのでみなさんから教えてもらっています…!)その斬新なメロディーやコード進行、歌詞や歌い回しは魅力的で、心を掴まれるのもうなずけます。

かと思ったら、昭和や平成に流行った曲でも、色褪せることなく今の若い人たちにも受け入れられていたり。

時代、世代を超えて愛される曲はすごいですね!

今度の発表会でも、色々な時代、世代の曲が集まっています。

その曲を選んだ理由、大舞台でピアノに向かう姿、そして発表会のために頑張ってきた演奏をお楽しみいただければ嬉しいです!

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